2008.11.21
オープンソースライセンスについて
弊社でもオープンソースのソフトウェアであるEC-CUBEのカスタマイズを手がけているわけですが、
オープンソース = ソースコードが公開されている = 何でもやっていい
というわけではありません。
オープンソースのソフトウェアには、それぞれライセンスが設定されており、使用・改変・再配布などについては、この制限を受けるわけです。
「制限」と聞いて、「え!?」と驚いた方もいるかもしれませんが、多くのオープンソース・ライセンスにおいては、
- 著作権表示を維持すること
- 無保証
の2点と、他いくつかの規制があるだけです。
当たり前ですけど、「ソースコードの改変不可」なんて制限はついていないのでご安心を。
以下、主要なものをいくつか紹介。
■MIT License (X11 License)
上記2点のみの、非常に緩いライセンス。X Window Systemで使用されている。
■BSDライセンス
これも上記2点のみの緩いライセンス。
できた当初は「宣伝条項」という、派生物の広告に初期開発者を表示することが条件として組み込まれていたが、現在は修正され、この条項は削除されている。
■GNU General Public License (GPL)
非常に多くのソフトで使われているライセンス。
カスタマイズした派生物を配布する際にもGPLを適用しなければならない。
弊社のカスタマイズしているEC-CUBEもこれ。
■Apache Software License
ソフトウェアに Apache License のコードが使われていることを知らせる文言を入れなければならない。
■PHP License
・派生物の名称に「PHP」という名称を含めないこと
・PHPが含まれている、という旨の表示を含むこと
SNSサイトを構築できるOpenPNEはこれです。
他にも色々あるので、興味のある方は調べてみてください。
で、結構扱いに注意しなければならないのが、「GPL」です。
これは、派生物に関しても、必ずGPLにしなければならないので、カスタマイズしたものを配布・販売する際に、独自のライセンスを設定してはいけません。
なので、仮に販売することになった場合、必ずソースコードをセットで販売する必要があるわけです。
また、Webサービスを公開する場合は、自らの所有する特定のサーバに実行ファイルを置き、ユーザはそこにアクセスして使用しているだけなので、「配布」にはあたらず、特にソースコードを公開する必要はないとのこと。
ただ、GPLのソフトを改変したものを組み込んだハードを販売した場合、ライセンスに違反することになり、ソースコードを公開しなければならないので、注意が必要なようです。
詳しいFAQが本家のサイトにあるので、気になる方は参照してみてください。
http://www.gnu.org/licenses/gpl-faq.ja.html
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