2008.06.26
ネットワークの基本 IPアドレス
現在のコンピューター同士の通信は主にTCP/IPが使われます。
このTCP/IPの基本となる仕組みがIPアドレスです。今回はこのIPアドレスの基本のおさらいです。
色々探したのですが、RFCとwikipediaが一番良い解説をしていたので詳細はそちらを参照してください。
RFC791(ちゃんと知るにはRFCが一番!)
IPアドレス(WikiPedia)
IPアドレスには現状ではv4とv6がありますが、ここでは主流のIPv4について記述します。
IPアドレスは4つのセグメントからなり、それぞれ0~255まで値が割り当てられています。
このセグメントの値によって、ホストもネットワークも表現する事が可能です。
例:
- ホスト 192.168.0.1 ←最後が1~254だとホスト
- ネットワーク 192.168.0.0 ←0はネットワークアドレス
このアドレスに関しても無意味に決められているわけでなく、IANAという団体が管理しています。また、それぞれの範囲にクラスが設定されていて、クラス毎に使用できる用途や範囲が決まっています。
アドレスクラス
| クラス | アドレス範囲 | 用途 |
|---|---|---|
| クラスA | 0.0.0.0~127.255.255.255 | ネットワークアドレス長は8ビット、ホストアドレス長は24ビット |
| クラスB | 128.0.0.0~191.255.255.255 | ネットワークアドレス長は16ビット、ホストアドレス長も16ビット |
| クラスC | 192.0.0.0~223.255.255.255 | ネットワークアドレス長は24ビット、ホストアドレス長は8ビット |
| クラスD | 224.0.0.0~239.255.255.255 | IPマルチキャスト専用 |
| クラスE | 240.0.0.0~255.255.255.255 | 特に割り当ては決まっていない |
また、アドレスの範囲によって、グローバルアドレスとローカルアドレスが決まっている。
予約アドレス一覧
| アドレス | 種別 | 規約 |
|---|---|---|
| 0.0.0.0/8 | Current network (only valid as source address) | RFC 1700 |
| 10.0.0.0/8 | プライベートアドレス | RFC 1918 |
| 14.0.0.0/8 | Public data network | RFC 1700 |
| 39.0.0.0/8 | 予約 | RFC 1797 |
| 127.0.0.0/8 | ローカルホストアドレス | RFC 1700 |
| 128.0.0.0/16 | 予約 | |
| 169.254.0.0/16 | LINKLOCALアドレス(APIPA用) | RFC 3927 |
| 172.16.0.0/12 | プライベートアドレス | RFC 1918 |
| 191.255.0.0/16 | ||
| 192.0.0.0/24 | ||
| 192.0.2.0/24 | テストネットワーク | RFC 3330 |
| 192.88.99.0/24 | IPv6からIPv4への変換 | RFC 3068 |
| 192.168.0.0/16 | プライベートアドレス | RFC 1918 |
| 198.18.0.0/15 | ネットワーク性能試験 | RFC 2544 |
| 223.255.255.0/24 | 予約 | RFC 3330 |
| 224.0.0.0/4 | マルチキャスト(クラスD) | RFC 3171 |
| 240.0.0.0/4 | 予約(クラスE) | RFC 1700 |
| 255.255.255.255 | ブロードキャスト |
特殊用途のIPアドレス
下記のアドレスは特殊な用途に使われるため、機器に割り振ることはできない。
- ホスト部の2進数表現が全て1 (例:192.168.170.255/24)
- ネットワークに対するブロードキャストアドレスとして用いられる。
- ホスト部の2進数表現が全て0 (例:192.168.170.0/24)
- ネットワーク自体を指すアドレスとして用いられる。本来これはネットワーク構成図やサーバソフトウェアの設定などにおける表記上の約束事にすぎ ず、実際には必ずしも使えないわけではないが、動作が保証されないので避けたほうがよい。また過去においては、ブロードキャストアドレスとしてこの形式を 用いるOSも存在した。
- 127.0.0.0/8 (よく使われるのは127.0.0.1)
- その機器自身を表すローカルループバックアドレスとして用いられる。
- ループバックとは?
- その機器の内部での再帰的な通信(あて先が無いと通信出来ないため)。なので通常のNICが1枚のPCはループバックアドレスと通常のIPアドレスの2つのアドレスを持つ
ルールとして、グローバルIPは同時間では世界中にひとつ、ローカルアドレスはローカル内であればいくらでも割り当てられます。
次回はこのネットワークアドレスをセグメント内でさらに分ける(マスク)に関して書きます。
参考リンク:社内LANの組み方
Trackback URL
Comment & Trackback
Comment feed
Comment